映画「みんなの学校」見てきました


映画『みんなの学校』見てきました!

 

発達障害の子供もそうでない子供も一緒の教室で学ぶ大空小学校。

そこには、教室にいられない子、いつも遅刻する子、すぐに暴力を振るってしまう子、色々な支援を必要とする子供たちがいます。その子ども達に接する、クラスメイト・教職員・保護者・地域の人。学校生活を通して成長をしていく姿を映し出しています。ぜひご覧ください!

 

ここからは、映画の感想です。ネタバレになってしまうかもしれませんので、できれば映画を見てからお読みください。

 

⒈見ててしんどい。

映画を見てくださいと言っておきながら、しんどい!?じゃあ勧めるな!という感じですが、、、(笑)なぜしんどいかというと、映画の中身が、割と我が家の日常でもあるからなんです。漢字がわからないと、パニックになって床に転がる子。。。これ、あるある。お母さんが学校に一緒に付き添って行くシーン。行かないと座り込んだり、ランドセルだけ学校にあって、本人が学校にいないシーン。私の中のこの前あった記憶が呼び起こされて、すごく疲れるんです。

 

でも、そんな子たちが成長している姿を見るのは、私も子どもが少し進歩したときの嬉しさを見るのと同じように嬉しかったです。

 

2.「周りから見ると『困った子』が一番困っている」のはなぜか

学校という場にいると同じ活動を同じペースでしていかないといけません。これが、発達障害と言われる子どもたちは苦痛なのです。その活動についていけない子は次第に興味がなくなり教室内外で違うことを始めます。それは、ときに教室の集中力ややる気を削ぎます。

でも、そもそもその活動についていけるようにフォローしたらどうでしょう。あるいはその子なりのレベルに活動を合わせる。しかしこれにはマンパワーがまず必要です。それと、根気強い丁寧な指導が必要です。だから、公には難しいわけです。

 

3.大空小学校の取り組み

この大空小学校の強みは限られたマンパワーの上に、理念に共感した地域の人や保護者の協力・見守りがあります。これによって丁寧な個々にあった指導をしていくうちに、いい循環となって回り始めるのです。

保護者が最初は自分の子しか見ていなくても、それから同じクラス、学年、学校と目を向け始めます。みんなで作るみんなの学校。まさにそのスローガンがいうとおり、みんなが関心をもって学校をつくっているのがよく伝わってきます。

『困った子』は学校に安心して通えない・信頼できる人がいないということが根本にあるようです。それは、今までの学校が『手に追えない子』というレッテルを貼って、クラスから離すことで決定付けをしてしまいます。誰も手をさしのべてくれない学校だったら、行きたくないに決まっています。

そこで大空小学校では、学校は安心できる居場所ということをわかってもらうようにまず仕向けます。また校長先生をはじめ、教職員が情報を共有し、一体となって支援を必要とする子どもと向き合います。

転校してくる子どもは、最初学校から逃げようとしたり、クラスの友達のいい雰囲気にすぐ馴染んだり、色々です。でも、友達との関係の中では、ささいなことで昔のように傷つけられることもあり、すぐに心を閉ざしてしまう危険性もあります。だから、大空小学校の約束は、『自分がされて嫌なことをしない・言わない』です。この約束を破ると、校長室にいって『やり直し』をしないといけません。どうしていけなかったのか、相手はどう思ったか、どうすればよかったのかを校長先生と静かに振り返ります。このやり直しを重ねることで、子供達は学んでいきます。

もちろんすぐに変われることもありますが、なかなか変われないところもあります。でも、それぞれが自分の課題にどれくらい真摯に取り組んだかというところも校長先生や教職員は見てくれています。これは、簡単なようで実はとても難しいことです。

多くの場合、他との相対評価で子どもを見てしまいます。しかしそれは子どもを伸ばすことにはなりません。その子どもが、学校生活を通してどのくらい伸びたかが大事なのです。そして、それはその子どもの自信につながり、自己肯定感、自分はいてもいいんだ。自分は大事なんだという感情に結びつくと思います。相対評価で成長できるのは、評価が上の子どもだけです。子どもそれぞれがどのくらい伸びたかという目線はとても大切です。それを評価することで子どもは自分の居場所を見つけることができます。

支援を必要とする子供達にとっては、同じ年の子どもたちとクラスで学んだり関わることは成長を促す意味で大切です。多くの場合は隔離してしまい学びの場がもてません。しかし、大空小学校の子供達はその機会が与えられています。そして『やり直し』もできます。子ども時代にその経験ができれば、大人になってもまれるであろう一般社会の疑似体験ができます。子どものうちに経験できるほど、修正がききます。実際、映画の中で子供達は確実に変わっていきます。本来子どもが持っている素直な、まっすぐな気持ちが出てきます。

その成長を目の当たりにした時、感動します。普段の生活はとてつもなく疲れる、というか丁寧な対応が必要な彼らですが、それを積み重ねていくことで、まさに『点が線』になるわけです。毎日の積み重ねで『線』になるとき、大空小学校での経験が生かされ、さらにつながっていきます。

小学校という、心の柔らかい大切な時期で、成功体験や修正体験を積み重ねるとそれが自信につながると思うのです。まさにこの大切な時期をどう過ごさせるか、親がその子どもの将来がかかった選択をするかどうかということも重大な決断だろうと思います。現時点では大空小学校のような学校はまわりにはないですし。

 

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